住宅ローンの審査の仕組み(審査金利と計算方法)

住宅ローンの審査の仕組み(審査金利と計算方法)

 

住宅ローンの審査は、銀行ごとに違いますが、ほとんどの都市銀行は住宅ローンの審査金利を4%で計算して審査しています。

 

住宅ローンは、変動金利か固定金利かを、実際に借り入れするときに選択できますが、どちらの金利で借りるのかは、住宅ローンの審査で内諾をもらってから選ぶことになります。

 

そして、住宅ローンを変動金利で借りるのか、固定金利で借りるのかは、審査では関係なく、一律金利を4%で計算するのです。

 

計算方法は以下のとおりです。

 

まず4%の金利で支払い期間を35年として計算すると、100万円あたりの月々の支払額は、4,427円になります。

 

住宅ローン3,000万円を借りる場合の審査上の月々支払額は、
3,000万円 ÷ 100万円 × 4,427円 = 132,810円

 

この132,810円が、金利4%、支い期間35年の場合の月々の返済金額となります。

 

さらにこれを年間で計算します。
132,810円× 12 = 1,593,720円

この1,593,720円が審査上の年間返済額となります。

 

この数字を年収で割ったものが、いわゆる銀行が審査をする際の「返済比率」になるのです。

 

一般的な都市銀行で大体、35%以内に収めないと審査は通りません。

 

上記の場合であれば、年収が456万円必要になります。
(1,593,720円 ÷ 456万円 = 0.3495 <0.35)

 

年収が500万円ある方は、
1,593,720 ÷ 5,000,000 = 31.8% < 35%
ということになります。

 

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銀行が住宅ローンの審査をする場合は返済比率だけでなく、

住宅ローンの申込者の勤務先など(「属性」といいます)にもよりますが、

よほど小さい会社であるとか、つぶれそうな会社であるとかでなければ、返済比率を計算すれば、その方が借り入れできるのかどうかは、ほぼ読むことができます。

 

ただし、ほかに車のローンや、クレジットカードのキャッシング、カードローンなどの借り入れがあると、上記のような計算ではなくなりますので注意が必要です。

 

その場合の計算方法は、また次の項で説明したいと思います。

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