住宅ローンは変動金利で借りる?固定金利で借りる?
「変動金利で借りる?固定金利で借りる?」
その検証をするには、まず住宅ローンの仕組みを理解していただく必要があります。
たとえば住宅ローン3,000万円を借入れするとしましょう。
金利は住宅ローン変動金利の優遇後を想定して「年利1.075%」で計算をしてみます。
(通常表示される住宅ローンの金利は年利で表示されています。)
これが住宅ローンの返済がはじまったときの金利になります。
3,000万円を1.075%で借入れしたときの当初1年目の金利は322,500円です。
3,000万円を3.2%で借入れしたときの住宅ローン返済当初1年目の金利は960,000円です。
そこで差額が生まれます。
960,000-322,500=637,500円
これがずっと続くのであれば、当然金利の安い変動金利のほうがお得ですね。
しかし、変動金利は市場の情勢によって変動しますので、現在の固定金利3.2%(想定)を上回ることも考えられます。
「変動金利」で組むのが得策
厳密に金利を計算することは困難ですが、
私の私的な意見では、当初のこれだけの金利の差額分を後々変動金利が実際に変動して逆転するには
相当の金利変動がないと逆転できないと考えています。
住宅ローンは当然ですが、借りた直後が一番元金が多く、
住宅ローン利率の影響がもろに出てきますので、借入れ当初の金利はとても重要だと思います。
と私は自分のお客様には必ずご説明します。
(ただし、これはあくまで私の私的な意見なので、一個人の意見としてご参考にください)
それでも、「心理的」に変動がいやだというお客様がいらっしゃいますが、
そういう方には固定金利を選択していただきます。
しかし、それでも悩む方には、変動金利が半分と、固定金利が半分のミックスプランをお勧めしています。
そうすれば、金利の安い変動金利の恩恵も受けつつ、固定金利の安心も手に入れる・・・ことができます。
(なんかだましているようですが)
金利についてはいろんな見方がありますので、またほかの記事でも記載したいと思います。