
売電価格と買電価格には差があるって知ってるかな?

そうなんだ。知らなかった。
意外に知られていないことですが、売電価格と買電価格には差があるんです。
買う価格が上回るか売る価格が上回るかというのは、ただ単に「その家庭における電力消費量の問題」では片付けることができません。
買う価格が上回るか売る価格が上回るかというのは、ただ単に「その家庭における電力消費量の問題」では片付けることができません。
【基本知識】売電価格と買電価格

まず基本知識として抑えておいてほしいのが、
- 「あまった電力を電力会社に売る」時は42円(2011年4月以前は48円)
- 「足りない電力を電力会社から買う」時は24円 かかる
ということです。

プランによって多少変わるけど、平均的なこの数値を基準に見ていこう。
売る価格の方が高いので、理論的にはプラスに転じさせることも難しくはないです。
しかしここで注意してほしいのは、「売ることができるのは、あくまで『余剰電力』だけ」だということ。
家で使う電力が、発生電力より下回っていれば、強制的にそれを使用させられてしまい、「電気を高く売って、安い価格で買う」ということはできないのです。
全量買取は企業だけ!

「買う価格は安いのだから、全部売りたい」と思っても、原則的に一般家庭では不可能です。
これが可能なのは企業だけとなっています。
2つのシステムを設置し、料金システムをばらけさせれば理論上は可能ですが、その煩雑さや「抜け道」を利用するのが正しいかどうかといわれれば、正直首を傾げてしまいます。
売る価格が買う価格を上回っている現実に、「損!」という感情を抱いてしまう人も少なくないでしょう。
しかし今はそれに納得し、仕組みを理解しておくことに留まっておく方が、余計なトラブルをしょいこむ危険がなく、安全です。