リスクを知ることで対策を取ることもできるから、「戸建賃貸」を検討しているなら今知っておこう。
土地活用で「戸建賃貸」の3つのリスク
- 建築費用が高いと収益性は悪くなる!
- 空室が発生した時は収益が大幅に下がる!
- 明確な家賃相場がない!
戸建賃貸のリスク① 建築費用が高いと収益性は悪くなる!
前回紹介した利回りでは、賃貸アパート・マンションよりも、戸建賃貸の方が建築費用が安く、賃料が高いため、利回りが良いということを紹介しました。
前回の内容を振り返りたい方はこちら!
特に、木造の戸建賃貸は賃貸アパート・マンションに比べると建築費用が安く、高利回りを実現できます。
しかし、構造や外観、内装、設備などに必要以上の費用をかけてしまうと、建築費用が高くなり、利回りが下がってしまいます。
戸建賃貸1棟の建築費用が2000~3000万円もかかってしまうと、利回りは低くなってしまい、戸建賃貸のメリットである利回りの良さを感じることができなくなってしまいます。
そのため、戸建賃貸経営をするのであれば建築費用を抑えることが最重要ポイントなのです。
戸建賃貸の建築費用を抑えて利回りを良くすることで、投資コストを早めに回収できて、投資コストを回収したら新しく建物を建て替えれば新しい資産価値を生み出すことができるんだ。
戸建賃貸経営をするのであれば、賃貸アパート・マンション経営の常識にとらわれてはダメです。
戸建賃貸のリスク② 空室が発生した時は収益が大幅に下がる!
戸建賃貸は空室が発生してしまうと、収益が大幅に下がってしまいます。
2棟の戸建賃貸を所有している場合、1棟の空室が出ただけで空室率が50%となってしまいます。
8戸の賃貸アパートの場合は、1室の空室が出ただけでは空室率は12.5%となります。
戸建賃貸の場合、空室が1つ出ただけで大きく収益が下がってしまうリスクがあるということです。
賃貸アパートでは、空室を埋めるための入居者募集は賃貸アパートが沢山あるため苦労しますが、戸建賃貸の場合は需要に対して供給が追い付いていないため、すぐに空室が埋まりやすいというメリットがあります。
戸建賃貸のリスク③ 明確な家賃相場がない!
3つめのリスクは「明確な家賃相場が無い」ことです。
戸建賃貸自体が少ないので、戸建賃貸の家賃相場がいくらなのか、いくらが適正なのかがわかりずらく、賃料が付けづらいというリスクがあります。
賃料アパート・マンションであれば、周辺の物件を比較し、家賃相場に合わせて賃料を決めればいいのですが、戸建賃貸の場合は仲介会社も取り扱ったことが少ないため、賃料設定が上手くできないことがあります。
賃料を設定する場合、周辺マンションの賃料相場に駐車場代をプラスした金額で賃料を設定したり、戸建賃貸の建設から入居者募集などの管理までトータルで請け負ってもらえる経験豊富な不動産会社に依頼することが大切です。
戸建賃貸のリスクはどれも工夫次第で解消できるものです。
賃貸アパート・マンション経営にとらわれず、一度「戸建賃貸経営」についても検討してみてください。
賃貸アパート・マンション、戸建賃貸にこだわらずに一番いい土地活用の方法を見つけよう。