空き家バンクへの登録で、売れなかった空き家を売却できる!
地方の大きな一軒家を相続したけど、不動産会社に売却の相談をしても売却価格が低いからと断られてばかり…。
というように、空き家の売却に困っている人に紹介したいのが「空き家バンク」です。
なんで不動産会社は売却依頼を断るの?
不動産会社は売上にならない空き家の売却依頼は断ります。
それは、仲介手数料が低い上に、売却活動をしても売れる見込みがないと判断されるからです。
不動産の仲介手数料は3%+6万円なので、売却価格が300万円でも15万円ほどにしかなりません。
どうすればいいのー?
空き家バンクは、主に自治体や自治体に委託されたNPO団体が運営している空き家の所有者と利用者をマッチングさせるサービスのことです。
空き家バンクは、過疎化対策として若年層や子育て世代の移住・定住化、農林業従事者などの増加が目的で始まりました。
そのため、他地域からの移住者を獲得するための手段となっています。
- 株式会社LIFULLが運営する空き家バンク「https://www.homes.co.jp/akiyabank/」
- アットホーム株式会社が運営する空き家バンク「https://www.akiya-athome.jp/」
空き家バンクに登録するには?
空き家バンクに登録するSTEP
- 市区町村の空き家対策窓口や空き家をサポートするNPO団体に問合せする。
- 必要書類の提出
- 自治体等の担当者による現地調査
- 所有者、役所、宅建協会による意見交換(価格や賃料の査定や修繕箇所などについて)
- 登録完了証書が発行され空き家バンクへの登録完了・募集開始
空き家バンクへの登録には、「希望者がいればすぐに売れる態勢にあること」が重要となります。
誰も住んでいないからと空き家を放置せずに、片づけも定期的に行いましょう。
空き家バンクで売却したら仲介手数料がかからないというメリットも!
空き家バンクは自治体などが運営しているサービスなので、不動産会社が仲介しない(直接交渉)ということもあり、売却にあたり仲介手数料が必要ありません。
もちろん、不動産会社が介入しないということで、契約を売主と買主で直接行わなければならないので、大変で契約がなかなか進まないというデメリットもあります。
空き家バンクでの売却・賃貸契約であれば、直接交渉をして不動産会社による仲介手数料がかからないようにもできるし、間接交渉を選択して不動産会社への仲介手数料を支払って契約を手伝ってもらうことも選択できます。
築年数が古くて売却が難しい…。
空き家の売却がなかなか進まない…。
などの悩みを抱えている方は、空き家バンクへの登録も検討してみましょう。