
地域別に太陽光発電をみていく第3弾。
第一弾
今回は地域別に太陽光発電をみていこう。地域ごとに選ぶ太陽光発電は違うの?太陽光発電を導入する時に大切な、日照量、屋根の形、重視すべき点などを地域別に細かく紹介していくよ。[…]

今回は中国地方と九州地方だね。

中国地方の鳥取県と九州地方の福岡県について詳しく紹介していくよ。
鳥取県(中国)での太陽光発電!

中国地方は、正直に言うなら、住宅に関しては45点ほどという少し辛い点数をつけざるを得ない地域です。
大きな欠点はないのですが、日照量や天候の面でやや不利で、しかしそれを補う大きなプラス点もないことが、全体的な評価を下げています。

まずは鳥取県を例に、見ていこう。
日照量が少ない
寒暖差が小さく、比較的住みやすい鳥取県。
しかし天候は一年を通してよいとは言えません。
激しい雪などに見舞われないかわりに、完全な晴れの日も少なく、日照量は少なめです。
激しい雪などに見舞われないかわりに、完全な晴れの日も少なく、日照量は少なめです。
岡山県は全国平均を超える日照量ですが、鳥取県は少なく、全国47都道府県の中で、下から数えて3番目の位置に甘んじています。(ワースト1は秋田県、ワースト2は富山県)
雪による被害はほとんどない!
ワースト1、2位との違いは、雪による被害はほとんどありません。
その点を考慮しなくて良い分、メーカーの選択の幅は広がります。
もしも導入するなら、少ない日照量を最大限生かし、少しでも効率を上げるために、高性能のものを導入し、南向きに作ります。
もしも導入するなら、少ない日照量を最大限生かし、少しでも効率を上げるために、高性能のものを導入し、南向きに作ります。
坪単価が全国の中で7番目に安いため、大きな家を建てられるでしょう。
たとえ家が小さくても、土地の分の費用を「家」に回せます。
必然的に導入できる太陽光発電kW数も増えるので、そういう意味ではプラス評価です。
たとえ家が小さくても、土地の分の費用を「家」に回せます。
必然的に導入できる太陽光発電kW数も増えるので、そういう意味ではプラス評価です。
鳥取県での太陽光発電の評価
- 採算性・・・D
- 日照量・・・D
- 総合評価・・・D
※S~Eの6段階評価
鳥取県で太陽光発電をするなら・・・
- 選ぶべき屋根:傾斜屋根。南に広くとる。
- 重視すべき点、選ぶべきメーカー:家計に組み込みたいなら高性能のもの。雪害対策はいらない。
福岡(四国~九州)での太陽光発電!

いかにも日照量が多く、効率よく発電できそうな気がする九州地方。
しかし意外にも、九州の日照量は平均値にとどきません。
しかし意外にも、九州の日照量は平均値にとどきません。
これは沖縄であっても同じ事です。

九州地方福岡県の太陽光発電事情をみていこう。
日照量の考え方
福岡の年間日照量は3046kW。
全国平均の3205kWと比較すると、少しだけ見劣りします。
全国平均の3205kWと比較すると、少しだけ見劣りします。
といってもこの数値は、変動誤差範囲内。
実際2009年のデータでは、福岡の日照量が全国平均を上回っています。
そのため、特段「不利だ」ということもないでしょう。
実際2009年のデータでは、福岡の日照量が全国平均を上回っています。
そのため、特段「不利だ」ということもないでしょう。
太陽光発電を導入しても、十分な成果が見込めます。
「九州」という地方に抱く期待値が大きいので、「平均値以下か」と思わずがっかりしてしまいますが、つけておいて損はありません。
同じように平均的な数値を出す東京都に比べれば土地代も安いので、導入しやすいでしょう。
「九州」という地方に抱く期待値が大きいので、「平均値以下か」と思わずがっかりしてしまいますが、つけておいて損はありません。
同じように平均的な数値を出す東京都に比べれば土地代も安いので、導入しやすいでしょう。
事前の勉強とシミュレーションが重要!
福岡もそうですが、地域や天候によって、日照量はたやすく変化します。
たとえ「北海道」「九州」というくくりであっても、県によって大きく変わるのはよくある話です。
たとえ「北海道」「九州」というくくりであっても、県によって大きく変わるのはよくある話です。
結局、太陽光発電を導入することにおいて一番大切なのは、事前の勉強とシミュレーションです。
それができていなければ、停電時に切り替えすることもできませんし、収益も見込めず、元手の回収も困難になります。
それができていなければ、停電時に切り替えすることもできませんし、収益も見込めず、元手の回収も困難になります。
福岡県での太陽光発電の評価
- 採算性・・・B
- 日照量・・・B
- 総合評価・・・A
※S~Eの6段階評価
福岡県で太陽光発電をするなら・・・
- 選ぶべき屋根:気にしなくてよい。デザイン重視で好きなものを
- 重視すべき点、選ぶべきメーカー:お好みでOK。「これがいい」もないが、「これはだめ」もない

それでは皆さん、よき太陽光発電ライフを!