
今回は地域別に太陽光発電をみていこう。

地域ごとに選ぶ太陽光発電は違うの?

太陽光発電を導入する時に大切な、日照量、屋根の形、重視すべき点などを地域別に細かく紹介していくよ。
北海道での太陽光発電!


まずは北の大地、北海道からみていこう。
土地が非常に広大ですが、「この地方」という限定的な書き方はせず、あくまで「北海道全般」に対しての記事となっています。
日照量が意外に少なくない
北海道=雪、雪=北海道。
そんな感覚を持っている人も多いでしょう。
そんな感覚を持っている人も多いでしょう。
そのため、ついつい「太陽光発電は不向きなんじゃない?」と考えがちです。
ですが北海道の日照量は、実はそんなに悪くはありません。
日本全国を10個にわけたときは、下から3位になってしまいますが、九州全域と変わらない日照量があるのです。
日本全国を10個にわけたときは、下から3位になってしまいますが、九州全域と変わらない日照量があるのです。
実用化が難しい理由
しかし、やはり太陽光発電はなかなか普及しません。
これは雪害の影響が大きく、積もった雪がなかなか溶けないからです。
これは雪害の影響が大きく、積もった雪がなかなか溶けないからです。
屋根の形もシビアに考えねばならず、知識も必要です。
そのため、新築の家ならばともかく、後付けには不向きです。
そのため、新築の家ならばともかく、後付けには不向きです。
よく「他の地域と変わらない発電が可能」と謳うメーカーを目にしますが、やはり厳しいのが現状です。
北海道での太陽光発電の評価
- 採算性・・・E
- 日照量・・・D
- 総合評価・・・D
※S~Eの6段階評価
北海道で太陽光発電をするなら・・・
- 選ぶべき屋根:広い土地があるなら急勾配の屋根。
そうでなければ、特別な処理をした陸屋根が望ましい。 - 重視すべき点、選ぶべきメーカー:頑丈なもの。
可能ならスノードロップ式
宮城県(東北)での太陽光発電!


東北地方の太陽光事情を見ていこう。
焦点を当てるのは宮城県だよ。
焦点を当てるのは宮城県だよ。
屋根の形と日照量
特別処理された陸屋根なら別ですが、基本的には傾斜屋根が選ばれることの多い宮城県。
これは、陸屋根だと雪が落ちづらく溶けにくいからです。
そのため、屋根の形はほとんど選ぶことができません。
場合によっては雪止めの処理などをする必要があり、選択の幅はかなり狭まります。
場合によっては雪止めの処理などをする必要があり、選択の幅はかなり狭まります。
日照量も全国の地域でみると、北陸についで低く、効率のよい発電は望めません。
導入するなら、頑丈さ重視で!
それでもどうしても太陽光発電をいれたい、と思うなら、頑丈さを重視したメーカーを選びましょう。
突風などに対処するためというよりも、耐雪重量にすぐれ、圧力に強いメーカーが最適です。
宮城県には東日本大震災の爪あとが残っていることもあり、地震などの対策も必須です。
宮城県には東日本大震災の爪あとが残っていることもあり、地震などの対策も必須です。
選ぶべきメーカーの基準には、頑丈さに加え、信頼度もいれましょう。
外国産は不向きです。
外国産は不向きです。
多少割高でも、日本製のものを選択しなければなりません。
太陽光にはあまり向かないので、光熱費を安くあげたければ、他の手段を考えた方が建設的と言えるかも知れません。
太陽光にはあまり向かないので、光熱費を安くあげたければ、他の手段を考えた方が建設的と言えるかも知れません。
宮城県での太陽光発電の評価
- 採算性・・・E
- 日照量・・・E
- 総合評価・・・D
※S~Eの6段階評価
宮城県で太陽光発電をするなら・・・
- 選ぶべき屋根:勾配のある屋根。勾配の角度、隣家との距離によっては雪止め対策を。
太陽光よりも、冬場の雪対策を重視して。 - 重視すべき点、選ぶべきメーカー:耐雪重量に優れ、頑丈なもの。
圧力に強く、地震にも強いものを。
絶対日本製で、信頼度の高いものを。