
太陽光発電は、早く導入した方がトクなの?そうではないの?

その答えを知るためには、売電価格の設定基準を知る必要があるよ。
具体例を出しながら、紹介していこう。
具体例を出しながら、紹介していこう。
「10年固定」と「年々下落」の意味
2009年からスタートした、余剰電力の買取。
これは当初、1kW48円でスタートしました。
1日の発電量が大体9kW(愛知県/3kW/9月の場合)だとして、もし全てを売れば(実際は「余剰」分ですが)432円になりました。
しかし2012年には、1kWの買取価格は42円にまで値下がりしました。(2011年4月改定)
これだと378円。毎日54円の差額が出て、30日で1,620円、年間でみれば19,440円の差が出てしまいます。
しかし、ちょっと気をつけてほしいのが、「10年間は、当初の買取金額が適用される」ということ!
まったく同じ条件であっても、2011年3月までに導入した人と2011年4月以降に導入した人では、金額的に差がでるのです。
2011年3月に太陽光を導入したのなら、2021年の3月までは48円で買取してもらえます。
しかし2011年4月以降に導入した人は、2021年の4月まで42円の売電価格から動きません。
どちらが得なのか?
売電価格の設定基準は、年々引き下げられる方向に向かって動いています。

つまり、早めに太陽光発電を入れたほうが得なんだよ。
しかし同時に、太陽光発電の技術進歩は日進月歩。
10年前と比べて技術は格段にあがり、ロスが少なくなりました。
技術の進歩が上回るか、売電価格の設定基準の見直しを重要視するべきか、その判断は非常に難しいです。
結局、「入れたい時が入れ時」になるのかも知れませんね。