空き家対策として各自治体が対策を打っていますが、親の家を相続した子どもが相続した時点で「できるだけ早く売る」ことが一番の空き家対策となるのではないでしょうか?
何となくもったいないからと誰も住まずに放置され、どんどん傷み古く汚くなってしまった実家は買い手がつきません。
また、日本は空き家が多く6軒に1軒は空き家と言われています。
人口減少により、空き家はどんどん増えていくでしょう。
人口減少により、空き家はどんどん増えていくでしょう。
家が余っている状態では、買い手はさらにつきにくくなり、売却価格も下がっていきます。
つまり、自分は住まない親の家を相続したら、賃貸のように人に貸すか、少しでも早く売る方が良いということです。

今回は、空き家を早く売る為に知っておきたいことについて紹介していくよ。
空き家対策!空き家をできるだけ早く売却するための3つのポイント!

親の家を売却する際は、相続登記をして親から相続する子どもに名義変更をして子どもが持ち主になければなりません。

まず、親の家を子どもの名義に変えることから始めよう。
早く売却する為に!
①複数の不動産会社に査定依頼し1社に絞る
売却すると決め、名義変更も済ませたらまず親の家の売り出し価格の査定を不動産会社に依頼することから始めます。

査定依頼をする不動産会社の数は異なるタイプの2~3社がおすすめだよ。
不動産会社のタイプ
- 多数の支店をもつ大手不動産会社
多数の支店をもつ大手の不動産会社は、自社のネットワークを活かし情報提供や遠隔地での取引に強みを発揮してくれます。
地元だけでなく、支店網を駆使し広域から買い手を探すことができるというメリットがあります。
地元だけでなく、支店網を駆使し広域から買い手を探すことができるというメリットがあります。
- 地元で長く営業している地元密着型不動産会社
地元密着の不動産会社は、地域の不動産実状に詳しいだけでなく地域情報にも精通しています。
不動産会社のタイプを知るためには?
各不動産会社のHPで紹介されている事業内容や店舗数、実績などを確認して、判断しましょう。
査定依頼をする際は、どの不動産会社にも同じ内容の資料を提示することが大切です。
前提条件が異なると、査定結果を比較することができません。
前提条件が異なると、査定結果を比較することができません。
また、正確な査定を行うために、物件の不具合などの情報もできるだけ提供しておきましょう。
不動産会社を絞り込むための見極めポイント
① なぜその査定額になるのかの根拠も含めて説明してくれる
不動産会社それぞれ査定方法が異なるため、査定額は同じではありません。
どのような点を評価し、メリットとした点、デメリットとした点はどこなのかをきちんと説明してもらいましょう。
どのような点を評価し、メリットとした点、デメリットとした点はどこなのかをきちんと説明してもらいましょう。
② 周辺の取引事例などの情報も把握している
査定額は理論上のものなので、実際の周辺住宅市場を把握した上で金額を調整する必要があります。
最新の周辺取引事例も把握しているかチェックしましょう。
最新の周辺取引事例も把握しているかチェックしましょう。
③ 一番査定額が高ければ良いということではない
査定額が高いということは、売り手の気を引くための罠かもしれません。
売りに出したあとで売れないから値下げをしましょうと提案される可能性が高いです。
また、低い査定価格を出してくる不動産会社は、早く売りさばこうとしている可能性があります。
そのため、査定額が妥当な価格設定となっているかということも重要なポイントとなります。
売りに出したあとで売れないから値下げをしましょうと提案される可能性が高いです。
また、低い査定価格を出してくる不動産会社は、早く売りさばこうとしている可能性があります。
そのため、査定額が妥当な価格設定となっているかということも重要なポイントとなります。
④ 信頼できる営業マンかどうかチェック
不動産会社の実績がどれだけ良くても、担当する営業マンが信頼できなければ売却はうまくいきません。
実際に売却をしてくれるのは担当営業マンだからです。
信頼できるかどうかもしっかりチェックしましょう。
実際に売却をしてくれるのは担当営業マンだからです。
信頼できるかどうかもしっかりチェックしましょう。
早く売却する為に!
②低めの売り出し価格に設定する
買い手の少ないと思われる郊外にある家は、高く売却するのは難しくなります。
そのため、早く売却することに専念し、最初の段階から相場価格よりも低い価格設定にした方が良いでしょう。
物件地域の買い手が買いやすい価格帯に設定することで早く売却をすることができます。
そのため、早く売却することに専念し、最初の段階から相場価格よりも低い価格設定にした方が良いでしょう。
物件地域の買い手が買いやすい価格帯に設定することで早く売却をすることができます。

もし「早さ」よりも「高く」売りたいという方は、売却期間が長くなることを覚悟しよう。
なんで高く売るには時間がかかるの?
売り出し価格を高く設定して3か月以内に買い手が決まれば良いのですが、もし3か月経っても反応がほとんどなければ、売り出し価格が相場とかけ離れていることが考えられます。
それでも価格を下げたくない場合は、売却を一時中断するしかありません。
それでも価格を下げたくない場合は、売却を一時中断するしかありません。
しかし、次の売り出すタイミングは景気が良くなって株価も所得も上がり、住宅購入意欲が高まる時期となりますが、いつ来るかはわかりません。
売却時期を待っている間に、維持管理費や税金がかかり、家の価値も下がっていきます。
売却時期を待っている間に、維持管理費や税金がかかり、家の価値も下がっていきます。
高い売りだし価格にこだわることによって、売却期間が長期化するだけでなく、結局売り出し価格を下げなければいけなくなるのです。

できるだけ早く売却する方が結果的にお得なんだね。
早く売却する為に!
③セールスポイントを整理する
できるだけ早く売却するためには、買い手に魅力を伝えることが大切となります。
親の家のセールスポイントを整理し、売り出し情報に加えることで、買い手が他の売却物件と比較する際にアピールすることができます。
親の家のセールスポイントを整理し、売り出し情報に加えることで、買い手が他の売却物件と比較する際にアピールすることができます。
セールスポイントになるのはこんなこと!
魅力的な資材が使用されている
- 総檜づくり
- 銘木の梁
- 無垢の板張り
- しっくいの塗り壁
- 御影石が貼られた玄関 など
古い家ならではの魅力的な資材が使われている場合は、希少性をアピールできます。
最新設備が設置されている
- バリアフリー
- 床暖房
- 浴室乾燥
- 太陽光発電 など
リフォームなどされて、最新設備が設置されている場合もアピールポイントとなります。
眺望が良い
- 山や川などの景色
- 美しい夜景 など
眺望が良い物件は、買い手の背中を押してくれます。
庭が立派
- 樹木
- 花壇
- 生垣 など
長い年月かけて育てられた樹木などは園芸好きの買い手に好まれます。
また、樹木は家の欠点を隠してくれる効果もあります。
また、樹木は家の欠点を隠してくれる効果もあります。