土地活用における設計・請負契約の流れ・種類を紹介!

土地活用で建物を建てる時の契約書っていっぱいありすぎてよくわからない!
建物の建設には沢山の契約が必要となるよ。
どんな契約書かわからずに契約するのは不安だよね。
今回は、土地活用における設計・請負契約書について紹介していこう。

設計・請負契約の流れ!

基本プランができあがったら、設計事務所と契約を結びます。
その際、見積り落としのない工事費を算出するようにしっかりチェックを行いましょう
工事費用のチェック方法については、こちらで紹介しています。
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その後、建設会社への発注へと進む流れとなります。
まず、設計事務所との契約について紹介するよ。

設計事務所との契約

設計事務所との契約の種類

  1. プラン依頼書
  2. 設計契約書
  3. 工事監理委託契約書

 

① プラン依頼書

「プラン依頼書」とは、建物の平面図を設計し、イメージを表現するものです。
プラン依頼費は通常10~30万円程度となります。(設計依頼実績があれば無料の場合もあり)
基本プランは、細かな間取りの決定ではなく、建物が2階、3階なのかそれ以上の高層とするのかなどの、大まかな建物規模と配置を決めるものとなっています。

② 設計契約書

「設計委託契約」は、土地活用事業の方針が固まって、本格的に図面を作成する段階になった時に、設計事務所とを結ぶ契約です。
「設計委託契約」では、
  • 設計図面の作成
  • 工事費の見積り・調整
  • 建築基準法にもとづく建築確認の申請と諸手続き
  • 建築基準法の完了検査の申請及び立ち合い
などを依頼することになります。
③ 工事監理委託契約書
「工事監理委託契約」は、設計依頼をした設計事務所と、工事が図面どおりに行われているかを確認するための契約です。
設計契約と、工事監理委託契約が一緒の契約書の場合もあります。

建設会社やハウスメーカーとの契約

設計事務所と見積り確認が終わったら、建設会社へ建設依頼の契約をする流れとなります。
建設会社やハウスメーカーとの契約は「工事請負契約(または発注書・請書)」を結びます。
建設会社との請負契約では、契約書と一緒に「設計図書」「見積書」「施工計画書(スケジュール表)」の3つが必要となります。施工計画書(スケジュール表)には、近隣対策期間、施工準備期間、本体工事期間などの完成までの細かい予定が週ごとに書き込まれています。
賃貸住宅や店舗を建設する場合、施工計画書(スケジュール表)はとても重要なものとなります。
入居者の募集や入居時期の関係もあるため、竣工時期が大切になり、遅延した場合はペナルティ条項があるので施工計画書(スケジュール表)についてしっかり打ち合わせをしておきましょう。
 契約書の名称は依頼する会社によって異なる!

設計事務所、建設会社、ハウスメーカー、工務店とパートナーなど、依頼する応じてそれぞれ契約の形態が違います。
設計施工を同じ会社に依頼する場合
設計から施工に伴うまでの「基本設計契約(基本依頼書)」を結ぶ。
「設計依頼書+工事依頼書」の場合や、「発注書・請書」の場合もあり
設計施工を別々の会社に依頼する場合
設計事務所と「設計委託契約・工事監理委託契約」を結び、建設会社と「工事請負契約」を結ぶ。
名称は異なっていても権利・義務関係は同じなのでご安心ください。

工事請負契約の前の注意点!

工事請負契約前にもう一度チェックをしてほしいのが「工事費関連で追加になりそうな項目の有無」です。
設計事務所と建設会社の双方に確認することで、万一追加工事が発生した場合の責任を明確化させることができるんだよ。

 工事請負契約前の確認項目!

  • 近隣対策の手法やトラブル発生の際の責任について
  • 地鎮祭(安全祈願祭)の玉串料・初穂料が見積りに入っているか(別途なのか)
  • 竣工式の開催費用が見積りに入っているか(別途なのか)
  • 雨の中で地鎮祭などを行うことがないか雨天時の対策について

 

契約を結ぶ前に、細かくチェックすることが必要なんだね。
細かいところのスケジュールも含めて建設会社と確認することが大事になるよ。
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