不動産業者の見分け方
その理由は、信用の出来る不動産業者を見つけるためです。
中古マンションや中古一戸建、土地などを営業マンが査定する手順を見ていくと、信用していいかどうか判断もできるというものです。
業者の立場から顧客を見る視線で、不動産業者の見分け方をお教えします。
まず不動産会社に査定を依頼すると、自宅にやってきます。
そこで、なんだかんだと聞かれたりしながら、不動産会社の営業マンは、物件をチェックしますが、実際のところ、物件を細かくみたところで、査定の金額はあまり変わらないのです。
だけど、ぜんぜん見ないで金額を提示してしまうと、
「きちんと見たのか?」と言われかねないので、きちんと見たフリをしているのです。
ものすごくきれいにしてあっても、100点を基準として、プラス2点にしかならないのです。100点の2点ですから、2%しかアップしないのです。リフォームに数百万かけたとしても、2%しかアップしないのです。
ということは、もう一度申しますが、
私は大手の不動産業者で働いておりますが、同業他社がこんなやり方をしていました。
そのやり方は、初めて売主さんのところに訪問するときに、査定書を作って持っていくらしいです。
確かに現地を見たところで、査定の金額は大きく変わりませんし、ご依頼に対してスピーディにお応えするのが大切だとは思いますが、物件の売主さんの「高く査定してほしい」と思う気持ちにはお応えできていないのではないのかと思いました。
すんなりと受け入れてくれる売主さんであれば、その場で媒介契約を締結することもできると思いますが、お客様の要望にお応えできているかと少々疑問に思います。
査定のときにジロジロと物件を見て査定をしているように思いますが、実際は査定は担当者の頭の中でおおむねの提示金額はすでに決まっていると見てよいでしょう。
ということは、実際に媒介契約を締結してから、物件のお勧めポイントをよく観察してもいいくらいなのです。
だけど、複数の不動産業者とバッティングしている場合は、ほかの不動産業者よりもいいところを見せないと、ほかの不動産業者に専任媒介契約をとられてしまいます。
なので、じっくりと物件を見て、査定をしているフリをして、お客様の物件をほめて、「この人なら高く売ってくれそう」
と思ってもらえる努力を一生懸命しているわけです。
この営業マンの健気な努力が実を結んだあかつきに専任媒介契約が待っているのです。
なので、「どこに任せればいいのか」については、営業マンを見るだけではなく、会社のシステムをよくよく聞きましょう。
平たく言えば・・・
試してみてはいかがでしょうか。