不動産業に携わる人々
投資家の立場からすると、主に売買専門の不動産屋さんを相手にするわけですが、他にも、賃貸だったり、建売だったり、競売屋だったりする不動産屋さんもあるわけです。
初心者の中には、とりあえず不動産屋さんを訪ねてみて、
「投資物件探してるんですけど~」
って、気楽にたずねてみたら、
「ウチは売買はやってませんよ」
と、冷たくあしらわれた人の読者の中にはいるはず。
わたしもそうでした(;´Д`)。
不動産業、主に不動産の売買に携わっている人はどんな人間なのかってお話をしてみよう。
ちなみに、不動産に欠かせない資格といえば、宅地建物取引主任者、略して「宅建」ですね。
wikiより引用↓
最低設置人数は「事務所」に関しては業務に従事する者5人に1人の割合、マンションのモデルルーム等の事務所以外で専任の宅地建物取引主任者を置くべき場所に関しては、業務に従事する者の人数に関係なく1人以上と決められている。
要するに、不動産屋さんには必ず宅建を持っている人間がいるわけで、
従業員が5人以下な場合は1人が資格を持っていれば良し。
賃貸専門の不動産屋さんで働く場合は大方、固定給。
しかし、売買専門となると、固定給は少なく、固定+歩合、又は完全歩合制の会社が多いわけです。
そりゃ契約まで結びつかないと手数料が入ってこないので、経営者としてはどうしても歩合制で人を雇いたいと考えます。
バブルの頃と違って、今は人件費にお金をかけるわけにもいきませんから(;-д-。
できる人間は年収ン千万、できない人間は収入ゼロ。
毎月安定した収入があるわけではないので、離職率はかなり高めです。
離職率が高いということは、逆にいえば入社しやすい環境ともいえ、経験が無くてもすんなに入れたりします。
基本的に営業職なので、体力的な問題から20代、30代の方が多いですね。
彼らは生活がかかっているので、お客さんのニーズにこたえる余裕がなく、手当たり次第、営業をかける人も中にはいます。
投資家のみなさんは、こういう営業マンとは付き合ってはダメ。
いい物件にめぐり合うことができませんよ。
様々な人たちとの出会いはとても魅力的です。
人付き合いが苦でなければかなり面白い仕事です。
コンタクトの取り方
先日も、インターネットで良さそうな物件を扱っている会社に狙いをつけて、コンタクトを取るのも良いと書きました。
では、みなさんどうやってコンタクトを取っていますか?
とりあえず、メールで問い合わせていたりするんじゃありません?
だめですよ~、そんな悠長なことやってたら(;´Д`)。
インターネットで物件見つけたからといって、すべてをインターネットで完結する必要はありません。
良い物件は、
わずか1日!
で、売れてしまいます。
ホント足が早いです。
やはりメールではなく、すぐに電話でコンタクトを取るほうが確実です。
まだまだ不動産業界は古い業界なので、メールでのやりとりを嫌う業者さんもあります。
「なんかいい物件ないですか~?」
なんて中身のないメールを出したら、それこそ相手にされません。
一番スマートなコンタクトの取り方は、まずメールかFAXで、
氏名、住所、年齢、職業、家族構成、不動産の有無(持ち家か賃貸か)、年収(所得)、自己資金、希望物件ぐらいは、書いて送ります。
業者さんは、上記のことについて聞いてくるはずですので、
「メールで送っておきましたよ~」
って感じにしておけば、今後のやりとりがスムーズにいきます。
不動産投資信託(REIT)
REITとはReal Estate Investment Trustの略で、不動産投資信託です。
不動産を証券化し、投資家から集めた資金で不動産を購入。
その不動産の家賃収入、あるいは売却益を投資に配当するというシステムです。
簡単に特徴を以下に書いておきます。
配当利回りが高め
もちろんピンからキリまでありますが、平均4~6%程度の配当利回りが見込めます。
小規模から不動産への投資ができる
不動産投資というと、一般に、数百万以上の資金が必要ですが、REITなら数十万円から始めることができます。
流動性の確保
不動産は流動性に乏しいという流動性リスクがありますが、
REITは取引所に上場されるので、株式と同様の換金性や流動性を得られます。
ただ、通常の不動産投資と違って、レバレッジが使えないのが欠点ですね。
ちなみに、REITは米国では1960年に誕生しているのですが、
日本版REITである、J-REITは21世紀になってから誕生してます。
日本もどんどん新しいものを取り入れていって欲しいと思います。