外壁リフォームの基礎知識

外壁リフォームの基礎知識

外壁は長年風雨にさらされ、紫外線を浴び続ける事でクラックが走ったり、塗膜表面が劣化して雨水をはじく機能が劣化してきます。
クラックの口が薄い紙1枚程度開いてしまうと、そこから雨水が浸透して住宅の構造体である柱や梁を濡らし、腐食させる恐れがあります。
塗料の種類にもよりますが、新築でも長くても12~15年もすれば塗装し直す事を検討する必要があります。先に記載した様に、外壁塗装は外観を綺麗にするだけの目的ではなく、住宅の寿命を長持ちさせるためのメンテナンスの重要なリフォームなのです。

 

塗装すべきタイミングは12~15年という年数と、クラックの入り方と、外壁の塗膜を指でなぞると白い粉がつく現象が生じているかで判断すると良いでしょう。

 

外壁リフォームの基礎知識

 

外壁塗装を行う際には、まず業者さんを選定する必要があります。比較的高額を要するリフォームであり、料金が安い事以上に、信頼できる業者さんである事が大切です。
そうした視点で業者さんを選定する場合には、大手リフォーム会社にお願いするか、地元密着の業者さんでご近所で何軒も施工されており、評判の良い業者さんとするかいずれかが、お勧めと言えます。
料金の最安を考えると、ネットで相見積もりを取り、最も安い業者さんにお願いする方法もありますが、その業者さんが信頼できるかどうかが分からないのが難点です。

 

外壁リフォームの基礎知識

 

大手リフォーム業者さんの場合、リフォーム会社の営業担当の方が、打ち合わせ・見積もりを行い、実際の施行は下請けに依頼するケースが少なくありません。
そのため、リフォーム会社の営業職や事務職の経費分だけ高くなる傾向がある点と、営業担当者と施工職人の連絡が不十分で、打ち合わせた内容と異なる施行でもめるケースも稀にあると言うデメリットがあります。
しかし万が一の事があれば、資本力のある大手リフォーム会社が対処してくれるので、その点はメリットと言えます。

 

一方で地元密着業者さんの場合、職人が直接相談・打ち合わせ・見積もりをしてくれるので、その点では連絡ミスが起こる事もなく安心です。
地元の口コミの評判は、ネット上の口コミとは異なり、嘘ややらせが起こる事はありませんが、施工してもらった素人が評価する事なので、一抹の不安は残ると言う点がデメリットと言えます。

 

外壁リフォームの基礎知識

 

それぞれの業者さんには、メリット・デメリットがあり、それぞれ施工依頼する方の総合判断で、最終依頼せざるを得ないと言えます。ただし、飛び込みでキャンペーン中で安くしますと売り込みを掛ける業者さんの中には、手抜き工事を行う様な悪質な業者さんもいるので、避けた方が良いと思います。

 

外壁塗装を依頼する業者さんが決まれば、打ち合わせ・見積もりへと進む事のなります。打ち合わせ時には、まず塗料の種類をどうするかを決める事が大切です。
塗料の種類により、塗膜寿命が異なり、寿命が長いほど単位面積当たりの塗料の材料費が上がる事になり、予算や塗り頻度等を十分に打ち合わせて決める事が重要です。
最近は、塗膜寿命が12年前後と言われているシリコン系塗料が、コストと寿命のバランスが良いとして最もよく使用されています。

 

外壁リフォームの基礎知識

 

塗料の種類を決めた後に、色を選定します。外壁の色は一般的には薄いベージュ系等が人気ですが、家のイメージが変わらぬように従来の色と同系色とする考え方もありますし、逆にせっかく塗り替えるのだから、家のイメージを少しチェンジする色を選びたいと言う考え方もあるでしょう。
外壁の色は、自分の好みで決めれば良く、どれが正解と言う事はありません。しかし清楚な住宅街なら、街並みにフィットする色を選ぶのが無難と言えるかも知れません。

 

こうして塗料種や色を選定した後に、見積もりしてもらうと良いでしょう。塗料種を決めずに、見積もり金額を先もらってそのまま施工に入ると、安いと思っても塗料種の寿命が短くて安いものであるケースも考えられ、絶対に塗料種類を決めてから見積もりをもらう必要があります。
また相見積もりを取らない場合には、ネットで塗料種類と面積をベースに相場価格をチェックし、妥当な見積もり価格となっているかチェックし、必要なら業者さんに少し牽制するぐらいの事はしても良いでしょう。

 

外壁リフォームの基礎知識

 

見積もり価格に納得して、正式に依頼すると、まずスチール製の足場が組まれます。立派な足場など必要ないのではと思われる方もおられるでしょうが、これは施工職人の安全を守るために、法律で義務付けられたものです。
また、しっかりと施工してもらうためにも必要なものだと理解する必要があります。足場は、施工業者さんが依頼した専門業者さんが1日で組み上げるのが一般的です。

 

こうして足場と塗料が飛び散らない様に膜で覆われ、ようやく塗装作業が始まります。高圧洗浄機等で外壁の汚れを落とし、ひどいクラックはシーリングのメンテを行い、下塗り、上塗りへと進み、工事は完了します。
施行面積や天候によっても施工に必要な日数は異なりますが、10日~15日程度は見ておいた方が良いでしょう。

 

なを、見積もりを終え、足場が組まれる前に、施主と業者さんでご近所にちょっとした品を持ってあいさつに回っておくと、ご近所から苦情が出る事も少なくなるので、この点も配慮した方が良いでしょう。

 

塗装を終え、新築の様に綺麗になった外観を見れば、外壁塗装をして良かったと、誰しもが感ずるものです。リフォームとして外壁塗装が必要な事を忘れず、ある程度の知識を得た上で、適時行われる事をお勧めします。

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